先の配分記事における105、106といったS実数値について

あまり長い記事を書くテンションではない


・Sライン
前回記事の補足という点で。


さていきなりではありますが、自分はメタグロスの耐久ラインは高くて187-133(雨珠ハイポンを最高乱数以外耐え)、低くて187-126(C126サルのオバヒ耐え)が実用的なラインだと思っています。



まずは前者の187-133について。
勿論、前者の配分を採用する時は実際に雨に対して抵抗しうる技を持っているべきだとは思いますが、確定耐えの185-138にしないのは単純に努力値効率と総合耐久の効率です。
185-138は456の努力値を要します。187-133は432の努力値を要します。つまり両者の間には24の努力値差、実数値にして3、他に多く割けるわけですね。
そして、H実数値が2違うと物理耐久にも差がでてきます。まとめると



【187-133の利点】
実数値が3高くなる
物理耐久が若干高くなる


【185-138の利点】
雨珠ドロポンが確定耐えになる
若干特殊耐久が厚くなる




私は上記利点から耐久振りならば187-133の方が有用であると考えています。どちらを取るかはきっと個人の好みです。



次に後者の187-126について。
ゴウカザルは最近ネット大会では間違いなく数を減らしています、が、一部ではサルラティが強いとか言われてるのでこの先の復権もあるかもしれません。まあともかく、187-133から耐久をできるだけ割っていって実用的なラインを見るとおそらくここです。
サルのオバヒを耐える利点は言わずともがなですね。返しに地震や思念が入ったり、サル単体に縛られていないという状況はとても便利です。勿論数が多いシャンデラを意識したラインがあればいいのですがC216熱風は普通に耐えますし、オバヒや珠熱風を意識するならもうオッカを持てよという話になります。
なんやかんやで耐久ラインは崩されるものですが、一応ラインに意味をもたせるなら187-126が有効といえます。




さあ、Sの話なのになぜいきなり耐久について語りだしたかというとちゃんと理由があります。
耐久を割って努力値を他に回そうとした場合として187-126まで耐久を切ることができます。そしてAライン、最低限のラティをコメット+珠+バレットで落とせるA176を確保すると、残りの努力値は96です。それをすべてSに回した場合、


187-176-151-*-126-102


という配分の完成です。すなわちこのグロスは耐久ラインを意識したい最低まで削って、Aも満たすべき最低まで絞ってなるだけSに配分したグロスなわけです。すなわちこれ以上のSを持つグロスというのはさらにSをあげるため何かを犠牲にしているわけです。
その最大限絞ったはずのグロスを抜くのが

Rさんのカポの

157-133-116-*-144-104

ジュエルインファイトでH252振りヨプ込みバンギラス確定1発
無補正C252振りラティオスの命の珠流星群耐え



という配分なんですね。なので自分の脳内でのグロスの最高Sラインである102は絶対に抜いておきたくて、103にするならほかの耐久を絞ってでもこの104という実数値を抜いておきたかったためS実数値105、106といったポケモンが溢れてます。このカポエラーはAラインもSラインも耐久ラインも綺麗に満たしたいものが揃っているため、採用の基準としている人は多いんじゃないかなとも思ったので。



なので、「R配分のカポ抜き」というSはそれ自体よりむしろ「大体のグロス抜き」という意味合いが強いです。


一応ですが、私は105グロスをクレセグロス軸のパで使っていますが同族に負けたことがありません。いわゆる「何かを犠牲にした」メタグロスなので((((((
ボルトサンダーの十万2耐えは適当な後付ですね。
逆に、このへんまで振ってさらに70族に抜かれると何か特殊な70族だなってのがわかります。スカーフだったり、火力や耐久をかなり割っていたり。107やら108やらの微妙な所まで割いてる人はきっといないと信じたいですし。



まあSについてはいたちごっこになる話ですけれどね。なので勿論私が本当に105グロスなんて使ってるかは知りません





そして書いていて思い出しましたが第4世代環境末期にもこんなグロスのSの抜き合いがあったらしいですね。勿論今年からポケモン始めた私には知る由もないことなので既知の事であれば失礼致しました。